Fw:Re:ほたるの川のまもりびと

日曜日に、渋谷ユ-ロスペースで、映画「ほたるの川のまもりびと」を観てきました。
長崎県の里山に、1962年にダム建設計画が持ち上がってから、56年間
ふるさとを守る為に生きてきた、普通のお爺ちゃん、お婆ちゃん、おじさん、おばさん、若者、子供たちのドキュメンタリ-映画です。
そこは、川原(こうばる)という地区で、現在13世帯が暮らしていて、ふるさとを守る生活は今も続いています。
ダム建設の主体は、長崎県と佐世保市。
ダム建設の目的は、利水と治水。
利水とは、水道事業。
長崎県と佐世保市は、将来を考えて水不足に備えたいということですが、人口減少により水の需要は下降線をたどっています。
水不足に備える為にダムや堰を作るより、節水施策こそ大切というのが世界の流れ。。
治水は、洪水対策。
ダム建設は川棚町の洪水対策ということですが、ダム建設予定地の石木川に集まる降水(雨や雪)の流域面積は全体の11%しかありません。
総事業費538億円をかけて、今も川原で暮らし、そこに住み続けたい13世帯の日常を奪って、多種多様な動植物の命を水底に沈めて、嬉しいのは誰なのでしょうか。
以下、映画のチラシに載っていた、森達也さんのコメント。
「国や行政が一方的に決める。
住民は反対する。
例えば米軍基地。
例えば原発。
日本中で見かける光景だ。
僕たちは弱い。
国は強い。
でもあきらめない。
だってこんなに美しい。
こんなに豊かだ。」
新聞を見ると、驚くほどたくさんの問題が載っています。しかも毎日毎日……
溺れてしまいそうに。
だけど、川原のみんなのように、あきらめず、声をあげたいと、映画を観て改めて思いました。
この映画はまだまだ上映中です。
機会があれば覧になることオススメです。上映館はこちらのサイトを見てください。
「ほたるの川のまもりびと」
http://hotaruriver.net
まほろばでは、
このダム建設について、長崎県側に一度立ち止まり、公開の場で話し合いをして欲しい署名を募っています。
7月末までで、一度まとめたいと思っています。
ぜひ御協力お願い致します!